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久野マインズタワークリニック
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【予約受付】月~土 9:00〜17:30 
*電話番号をお確かめのうえ、お間違えのないようお願いいたします。

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病気と健康

健康診断の活用

健康診断の目的

健康診断の目的は、生活習慣の中にどのような危険因子があるのかを把握することです。
私たちの健康状態は、遺伝子が用意するシステムの許容範囲をどの程度逸脱したか、その結果に大きく左右されます。その結果である「健康の段階の確認」と「生活習慣の見直し」のために行うのが健康診断です。また、定期的に、連続して健康診断を受診することで、自分自身の基準値と健康歴の作成ができ、生活習慣を見直すことによって、自分の生活の中での「欲」「わがまま」の許容範囲を判断することもできます。
健康状態には、緑信号の「健康」、黄色信号の「第一未病」「第二未病」、そして赤信号の「病気」の4段階があります。第一未病とは運動不足、質的栄養失調、ストレス耐性の低下など基本的な危険因子がある段階を言い、第二未病とは基礎的な危険因子がメタボリツクシンドローム・などの異常所見、すなわち二次的な危険因子につながった段階を言います。さて、あなたはどの段階でしょうか?
どの段階でも、上手に生活すれば、所期の人生はまっとうできますが、快適に効率よく生活するには緑信号の「健康」の段階がいいことは言うまでもないでしょう。できれば黄色信号の、それも「第一未病」の段階で、生活習慣の見直しをしたいものです。
その前に、健康診断の「基準値」について若干触れておきましょう。
一般的に使われている基準値は、健康と思われる人たちの平均値の標準偏差2SDの範囲の値であり、「正常値」とは言っていないのです。つまり、多くの人たちがこの範囲に入っているということで、必ずしも正常ではないということです。基準値内でも異常な人もいれば、基準値外でも正常な人がいるということで、「大勢で渡れば赤信号も怖くない」のようなものです。したがって、定期的に連続した健康診断を受け、その結果とその時の体調を勘案して、自分の物差しである基準値を持つことが大切です。

未病対策

「第一未病」の基本的な危険因子

1) 運動不足
自覚症状:階段の昇降時の息切れや動惇、足腰の弱り、易疲労
検査所見:最大酸素摂取量が低い(男子41以下、女子30以下)
対策:適度なエアロビックな運動(脈拍が90〜130 、-回15分以上、週3 回以上)
2) 質的な栄養失調
自覚症状:胃腸の調子が悪い、風邪を引きやすい、アレルギーで悩む
調査所見:食事の内容の日本型食事からの逸脱度
対策:己の心身が喜ぶ日本型の食事(身土不二、一物全体食、よく咀嚼し腹八分)

3) ストレス耐性の低下
自覚症状:ストレスを感じ、ストレスに弱く心身症的な症状がある
検査所見:CMI 、ストレス度テスト、α波出現が少ない
対策:発想をポジティブに、適度な運動、疲労の蓄積を休養(消極的&積極的)で取る、適切な食事(落ちた消化能力に合わせ、腸内細菌の栄養を考慮する)、早期のカウンセリング
喫煙:タバコは毒
飲酒:アルコールは害(日本人にはアルデヒド代謝に弱い遺伝子を持つ人が多い)


「第二未病」の主な二次的な危険因子対策
1) 肥満
判定は体脂肪量で
 体脂肪率が高く、BMI が高い:肥満
 体脂肪率が高く、BMI が低い:隠れ肥満
 体脂肪率が低く、BMI が高い:過体重
 体脂肪率が低く、BMI が低い:やせ傾向
要因
 体脂肪率が高く、最大酸素摂取量が低い:運動不足
 体脂肪率が高く、最大酸素摂取量が高い:質的栄養失調
対策: 適度なエアロビックな運動で脂肪燃焼効率がよい赤色筋を増やし、酸素の供給能力を高める。日本型の食事で質的栄養失調を解消する。
2) 境界型高血圧
判型:間歇的な高血圧、特に白衣高血圧
要因:運動不足、高インスリン、高食塩感受性、ストレス、血栓、睡眠時無呼吸、動脈硬化
対策:要因に応じた対策を講じる
3) 境界型糖原病&高インスリン血症
判型:総コレステロール240 以上でHDL 値が40以下 中性脂肪160以上
要因:総コレステロールの役割には細胞のメインテナンス、ストレスはじめホルモンの需要の増大、油脂の消化での胆汁酸の需要増大などがあり、夜、肝臓で作っている。
対策:適度なエアロビックな身体活動、質的栄養失調の是正、ストレス対策。
4) 高尿酸血症
判型:尿酸値7 以上(男性7.5、女性5.8)
要因:アルコール、火を通した油脂(サビついた油脂)の過剰と、サビ止めであるビタミン、ミネラルの不足。
対策:アルコールとさび付いた油脂を控える、ビタミン、ミネラルが多い野菜、海藻やきのこ類を摂る。

再検査や精密検査の受診は積極的に

健康診断を受けて、異常が見つかり、再検査や精密検査を勧められたら、積極的に医療機関で検査を受けましょう。早期発見し、早期に対策を立てるほうが賢明です。 主なものを列挙しておきます。
  • 便潜血陽性の場合は原則的に大腸ファイバーの検査を受けて下さい(便潜血の多くは肛門周囲からの出血が多いようですが、念のため受けましょう)。
  • バリウムでの胃の検査に異常を疑われたら、胃ファイバーの検査を受けて下さい。
  • 腹部超音波での異常はMRI 、MRCP やCT での検査を受けて下さい。
  • 胸部X 線写真での異常はCT の検査を受けて下さい。
  • 心音や心電図の異常では負荷心電図、心臓超音波、ホルター心電図や、必要があれば 冠動脈造影を受けて下さい(近未来CT、MRIで検査できるようになります)。
  • その他、家族からのいびき、睡眠時無呼吸の指摘や、昼間に眠気がある時には、睡眠時無呼吸の検査を受けましょう。骨密度や骨塩が減少していたら、尿中に出てくるコラーゲンの破片であるNTxを調べましょう。

病気が指摘されたら、精密検査を受け、生活習慣の改善とともに治療方針を立て、取り組みましょう。